【教えて】銀行系カードローンは信用情報にのらないの？

Q.よく、消費者金融で借りると住宅ローンの審査に引っかかるとか言うけど、銀行だと、そうでもないらしいよね。銀行系カードローンは信用情報にのらないの？

A.結論から言えば、その認識は間違いだね。銀行系カードローンでも、信用情報にはのるし、滞納なんかしたら、住宅ローンの審査のテーブルに乗らなくなる。だいたい、銀行系といっても、消費者金融ってこともあるんだ。時々、銀行系って書いてあるから、銀行だと思っている人がいて、うっかり消費者金融で借りている場合もあるくらい紛らわしいのは事実だけどね。

銀行ローンっていうのは、銀行が直接運営しているカードローンやフリーローンのことだからね。銀行ローンについては、カードを持ったまま、住宅ローン審査を受けても、通ったりすることがある。ただ、年収と借りる金額、返済額のバランスが重要なんだけど。

消費者金融で借りると住宅ローンの審査に引っかかるっていうのは、その人が銀行で借りられずに、消費者金融を使っていると思われてしまうからだ。別に、消費者金融だから信用情報にのるとか、そういう問題じゃない。ただ、最近は、消費者金融でも、銀行とほとんど金利が変わらないようなところもあるし、銀行のほうが審査が甘いケースもないとは言えないから、すぐに借りたいのでなければ、住宅ローンへの影響は、今後、変わってくる可能性もあるけどね。

信用情報は、個人的な借金以外のすべての借金、つまり、銀行だろうが、消費者金融だろうが、クレジットカードだろうが、全部、どこかしらで管理されているんだ。そして、集められた情報が、クレジットヒストリーとして存在するわけだけど、日本では３つの情報機関が別々に管理しているから、１箇所にのっていなくても、他にのっている、という状況がある。信用情報を照会するときは、どこにのっているか知っているのでなければ、３箇所、全部調べたほうがいいよ。

一部の情報、たとえば事故なんかの情報は、すべての機関で共有されている場合があるし、実際にカードの審査をする側は、こうした複数の情報と、自社の情報を調べて、審査している。結婚して性が変わると、信用情報がまっさらになるって言う人もいるけど、実はあまりにも真っ白だと、逆に疑われるケースもあるから、信用情報は、そんなに甘く見ないほうがいいね。