【ご質問】イベントが重なって金欠!未成年はお金借りれない?
Q.友達の誕生日とか、バレンタインとか、イベントが重なっちゃって、金欠です。私は一応、大学生で、アルバイトもしていますが、未成年です。未成年はお金借りれないですか?
A.未成年でお金がないっていう悩みは、結構、あるみたいだけど、世の中、そんなに甘くはできてなくてね。どうしても、守られている分、制約が多いのが未成年なんだよ。法律的に、未成年者は、自分で契約ができないんだ。未成年者が自由に使えるお金は、親から可処分所得として与えられたものと、高校生・大学生でアルバイトとして自分で稼いだ分っていうのが、原則。
自分で契約ができないっていうことは、借金契約もできないんだ。たとえば、消費者金融でお金を借りるとして、未成年者が単独で契約をすると、その契約した本人でも、保護者でも、その契約を解除できる。「やっぱりやめた」が通用してしまうことになるんだ。それに、未成年者が無駄遣いしたお金は、貸した人に返す義務がない。生活費として使ったなら、返さないといけないんだけど、そのお金で遊んだ場合、実質的な利益がなかったら、返さなくていいことになってしまうんだ。
次のお小遣い、あるいはアルバイトをしているなら、その給料日まで、待てないような状況なのかな。未成年って言っても、大学生で1人暮らしの人とかだと、生活費を自分で出さないといけなくて、大変かもしれないね。
本当は、ご両親に相談するのがいいと思うんだ。ご両親が貸してくれるだけの余裕がなかったとしても、ご両親の同意さえ得られれば、アルバイトをしている大学生なら、借金はできる。もっとも、利息がつくことを嫌って、ご両親に反対される可能性もゼロではない。反対されて、ご両親も貸してくれない状況なら、繰り返せない、1回限りのフリーローンで交渉してみたらどうかな。
ただ、それで解決できない場合は、どこからかお金を調達しないといけないかな。派遣の単発(日払い)で1日、2日、働くとか、手持ちの必要ない本や持ち物を売るとか、あるいは小額で、他に手段がないなら、親しい友達に借りるとか。ただ、友達に借りるのは、本当に、他に手段がないときだよ。それから、給料が入ったら、すぐに返さないといけない。大切な友達の信頼を失うようなことはしないように。